【宮廷女官チャングムの誓い】第二十二話「無念の死」

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今回は、見た後にこれほど余韻が残り心にずっしりと響くドラマもめったにない、と思わせるほど、感動的なシーンが随所にあふれており、最初から最後まで涙涙の回だった。

ハン尚宮の最高尚宮就任の日に、女官長やチェ尚宮のさしがねで女官が誰も出席しないことが発覚。それに対する憤怒のあまり卒倒してしまったチョン最高尚宮。そのまま宮中の外に追いやられることになった。

チェ尚宮の言い分はこうだ。今回の件については各部署の尚宮の反発が強い。まずハン尚宮自身が
競い合いをしていないということ。もう一つ重大な理由は身分がヤンバン(=貴族)ではないこと。スラッカンでは、チェ尚宮側についた各部署の尚宮らによって次第にハン尚宮の立場は四面楚歌状態に追い込まれてしまう。

長官からの会議依頼についての重要な情報も耳に入ってこず、長官から叱責を受けるハメになる。さらに、側室の祝宴にも尚宮らがボイコットするという事態にまで発展する。ついに堪忍袋の緒が切れたハン尚宮は、尚宮が集まっているチェ尚宮の部屋に怒鳴り込む。

画面キャプチャ:Prime Video

一体、どういうつもり!!私のことと、女官のつとめを果たすこととは別のハズ!
他の尚宮は言う。「あなたに仕えることはできないわ。身分の低いあなたを最高尚宮とは認められません。

八方ふさがりのハン尚宮。彼女が今できることは、長官に今の現状を伝えることぐらいだ。

今回の見所は、チョン最高尚宮が息を引き取る前に最後の言葉をチャングムに言うシーンとラストシーンだろう。

寝床で横になっているチョン尚宮がチャングムに言う。「ハン尚宮の心の壁を崩したのはお前だった。お前が勇気を与えておやり。約束して。ハン尚宮に必ずやり遂げさせると

画面キャプチャ:Prime Video

チャングムは、チョン尚宮の思いを、涙をためながら受け止めている。

画面キャプチャ:Prime Video

お前はやると言ったらやる。これで安心だ」これが最後の言葉になった。

ヨンセンが目を覚ましたときには遅かった。「絶対に許しませんよ!!」と泣き叫ぶヨンセン。白装束姿のチャングムが遺骨を雲の上に蒔くシーンもジーンとくる。

宮中以外で暮らしたことがない。だから、位牌は雲の上にまいておくれ。流れ流れいろいろなところを見てみたい見物してみたいんだよ風流を好むチョン尚宮らしい。

また、尚宮らが誰も出席しなかった祝賀の儀式の後、ハン尚宮は皇太后に座を降りる旨を伝えに行くと言い出す。チャングムは反対する。

母と思い、師匠と思いつかえてきました。諦めてものごとをなげだす母は嫌いです。努力もせず、こころざしをすてる母は嫌いです

画面キャプチャ:Prime Video

チャングムの毅然とした態度に心を動かされるハン尚宮。ハン尚宮は皇太后の前で宣言する。

競い合いをやり直していただきたい。私が勝ちました場合は、全権を頂きたいのです。事態を鎮めて見せますので、全権をお渡し下さい!

彼女の不退転の決意が伝わってきた。背中に電流が走るほどの名場面だ。ついに、ハン尚宮が対決姿勢を全面に押し出してきた瞬間だった。

コメント

  1. とん子 より:

    koreandramaさんおはようございます。「巨星おつ」この言葉がぴったりなチョン最高尚宮様の死。豪傑で正義感あふれる人。トップになる人にふさわしい方でしたね。私もチャングムが山の上から位牌を撒くシーン。悲しみが一層引き立て涙が出ました。風景も綺麗でしたね。
    しかしそんな余韻を許さないのがこのドラマの魅力。四面楚歌状態のハン尚宮を必死で支えるチャングムが印象的でした。来週は土曜11:10からの放送に戻ります。

  2. koreandrama より:

    トン子さん、コメントありがとうございます。
    本当に見所一杯の22話でした。感情移入しっぱなしで困ります。来週も楽しみですね!

  3. 平賀太一 より:

     彼女のポジティブな姿勢には、感涙ですね。
     自分のがんばりなんて、小さく見えます、
     もっとがんばろっと。
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