「愛の不時着」第三話

愛の不時着
SS from netflix

 

宿泊検閲の危機からの脱出

保衛部少佐のチョルガンに銃を突きつけられているセリ。そこへやって来たジョンヒョクがチョルガンに言い放ったのは「僕の婚約者に何のマネですか」の一言。 チョルガンがジョンヒョクに婚約者がいたことに驚きつつも、さらに市民証と通行証を求めると、ジョンヒョクは機転を利かして「韓国から来た11課の所属」、つまりスパイということで、何とかその場は取り繕った。 村の野次馬が大勢いる中で、セリの肩を抱いて家の中に入っていったジョンヒョク。

やっと二人きりになって、これまでの経緯を話し始めた。 まさか今日、宿泊検閲があるとは知らず悪かったと謝るジョンヒョク。「ケガはない?と聞くジョンヒョクの優しい眼差しにドキッとするセリ。 ただ、11課が韓国で活動した特殊工作員やその家族ということを知ると、セリは「スパイにするなんてひどい」と怒り出す。ジョンヒョクは、「1日だけの辛抱だ。君は明日、ここを去る」と伝えた。

村の多くの主婦たちは、みんなジョンヒョクのファンだ。夜遅く、彼女たちがそれぞれ食べ物をもってジョンヒョクの家にやってきた。栗のお酒、じゃがいものチヂミ、ホカホカのゆでトウモロコシ、など。主婦の一人が家の中に運ぼうとすると、ジョンヒョクは「手は足りています」と断った。タイミングよく顔を出したセリ。しつこくセリの任務を尋ねようとする主婦たちに、セリは、「それは機密情報ですので」の一言で突っぱねた。 主婦たちは、我が村のアイドルのジョンヒョクを一人の女に取られるのが面白くない。セリの耳に聞こえるような声で彼女の悪口も言い始めた。

セリは、自分が去ったあとに主婦たちの間で噂の的になるのがイヤなので、セリがジョンヒョクを振ったことにしてほしいと頼み込んだ。理由は性格の不一致、6か月間は他の女性と付き合わないという条件も加わると、ジョンヒョクは思わず呆れてため息を出すほどだった。どうしてここまでこだわるのかが理解できないが同意せざるをえないジョンヒョク。

おやすみ」の言葉でリビングから出ようとするジョンヒョクに、セリは、「ここにいて。私は寝室を使わせてもらう」とセリ。 寝床に仰向けになり、寝心地の悪さは最高、と皮肉たっぷりに言うセリに「もう黙って寝ろ」とムッとするジョンヒョク。

私も眠りたいわ‬‬‬‬‬‬‬。でも眠れそうにない‬‬‬‬‬‬‬。空から落ちたうえに‬‬‬‬‬‬‬目が覚めたら北朝鮮で‬‬‬‬‬‬‬撃たれそうになった‬‬‬‬‬‬‬。‪2回もね‬‬‬‬‬‬‬。しかも今日は婚約まで‬‬‬‬‬‬‬胸が高鳴って眠れない‬‬‬‬‬‬‬」 そのとき、ジョンヒョクの本棚を見たことも伝えた。「人の本棚を見れば、その人の性格や好みなど、いろいろ分かるからだ」と言うセリ。 「あなたは暗い本が多かったけど、とても似合わない物があった。ピアノの楽譜。公演のパンフレットも」 セリは、ジョンヒョクがプロの演奏家ということが知らなかったので、「私もピアノの腕は人並み以上よ。「エリーゼのために」は楽譜で引ける」 「あなたもピアノを? それともピアノを弾く恋人が?」 無言のジョンヒョクにセリは、「何よ 本当にいるの?」と声を強めた。ジョンヒョクに惹かれ始めたセリの気持ちが分かるシーンだ。

ジョンヒョクの婚約者、ソ・ダンの帰国

さて、一人の女性が平壌順安(スナン)国際空港に降り立った。名前はソ・ダン。 叔父のミョンソク大佐が迎えに来ていた。二人の会話からは、ソ・ダンはロシアの大学に行っていたようだ。 駐車場に、いつもの車がないことに気づいたソ・ダンが叔父に聞くと、急ぎでジョンヒョクに貸しているという。ソ・ダンは、明日の演奏会が終わったらジョンヒョクのところに行くと言った。ミョンソク大佐はソ・ダンが帰国することはジョンヒョクに言っていないので、そう伝え、「ジョンヒョクの顔を忘れてないか?久しぶりだろ」と聞くと、ソ・ダンは結婚する相手の顔は忘れないと言って車に乗って立ち去った。

ジョンヒョク兄、ムヒョクの事故の経緯 (ネタバレあり)

保衛部少佐のチョルガンが、トラックから降りてきて物々しい建物の中に入っていく。広い廊下で天井も高い。そこを通ってから、「盗聴室」というネームプレートが掲げられた部屋に入っていった。

中は、洞窟か、地下トンネルの中の秘密基地といった雰囲気が漂っている。頭にヘッドフォンを付けた盗聴員たちが何名か盗聴器具を操作している。 チョルガンは、一人の盗聴員、マンボクに、「リ・ムヒョクの弟が前哨地に出ている。勘の鋭いヤツだから慎重に監視しろ。怪しい女もいるので注意深く見張れ」と命じた。

チョルガンから命じられたマンボクは、昔を思い出していた。彼がジョンヒョクの兄が乗ったトラックを盗聴していたことを。その盗聴の一部始終を聞いていた男にとって、その事故の瞬間は耐え難いものだった。それを思い出し、雨の中、悲しげな表情で立ちすくんでいた。次は弟かと。

村の人たちにジョンヒョクの婚約者ぶりを見せつけるセリ

一方、村では、ジョンヒョクが運転してきた車の周りに大勢の村民が集まってワイワイと言いながら見物している。未だかつて見たことのない凄い車だったからだ。その様子を門の内側から覗いていたセリ。

ジョンヒョクがそばにやってきて「外に出ずに家にいてくれ」と頼む。 しかし、セリは、自分の容姿をコケにした村の主婦たちの、私への印象を変えたいと言い張り、門から出ようとすると、ジョンヒョクは、門を手で抑えてから、ハンカチを手にとって、「結んで」と言う。セリが大金をつぎ込んだ髪型なの、と言い張っても、ジョンヒョクは、「そのザンバラ髪の髪型をしているのは外国人か変人だ」と言いつつ、セリのうしろ髪をハンカチを結んだ。 ジョンヒョクの手で髪を結ばれているときのセリの表情が何とも言えずかわいいー。

二人が門から出てくると、セリは、ジョンヒョクの制服のゴミを払ったり、セリの頭を撫でさせたり、「もう知らない」とジョンヒョクの胸を叩いたり、手を振らせたりと、村の人々にイチャイチャぶりを見せつけた。

ジョンヒョクに宿泊検閲の状況を聞く四人組

ジョンヒョクは、午前の訓練のために集まった兵士たちを前に、四人組以外は射撃訓練場に行くよう指示を出した。残った四人組は、宿泊検閲の件についてジョンヒョクに質問しながら、興味津々で話を聞いている。

セリのことをどう取り繕ったのか、という問いに対しては、「婚約者」と紹介したと答えた。それを聞いた、韓国ドラマ好きのジュモクは、「南朝鮮のドラマによくあり、隠れているときバレそうになったら男女が急に抱き合ったり、口づけしたりします」と言う。 韓国ドラマでは、例外なく100%恋に落ちる、とのジュモクの言葉にムッとして、ジョンヒョクは「今夜で全て終わる。最後まで準備を怠るな。」と言って、セリを韓国に帰国させる船の手配は大丈夫か確認した。
見返りは電話カードで2万ウォンとのこと。1ウォンは0.089円なので、1787円くらいか。待ち合わせ時間は夜の11時。

セリ出発の前日の夜、賞状授与式

出発の前日の夜、セリはジョンヒョクと4人組を部屋に集めて、感謝状を贈る賞状授与式を行った。
一等賞は、ウンドンで「親切賞」。セリをもてなし優しく思いやってくれたからとのこと。賞品は、2つのバージョンがあり、統一バージョンは1億ウォンで、即時受領バージョンはトウモロコシ。ウンドンがトウモロコシを選ぶと、セリは「裏庭の倉庫から取って」と言ったのを、無礼な女と怒るチス曹長。二等賞は、ジュモクで「韓流ラブ賞」。韓流の不毛地のここで韓国ドラマを熱烈に視聴してくれたから、とのこと。統一バージョンはジウ姫との昼食。即時受領バージョンはテレビ。ジュモクは、当然、ジウ姫との昼食を選んだ。3等は、グァンボムで「人類の宝賞」。ここの軍人の中で一番のイケメンだからとのこと。周りからはブーイング。ジョンヒョクも聞いて呆れている。賞品のミスコリアとのデートとセリとのハグの2つのバージョンを、両方とも断ると、「やっぱりクールだわ。南北問わずイケメンはクールなの」と言って賞状を手渡して、授与式を終了した。

何ももらえなかったチス曹長は、不満たらたらで「おい」と言うと、セリは、「何よ、もらいたいの」、「数回しか使っていないから、少しは清潔になってね」と言ってビニール袋を手渡した。 ジョンヒョクからもらったものだ。シャンプー、リンス、ボディーウォッシュ。 これで賞状授与式は拍手とともにお開きになった。

セリのジョンヒョクへの感謝の気持ち

ジョンヒョクが不機嫌な顔で部屋を出ていくと、セリは彼の腕を掴み、外の庭のところへ連れて行った。 セリは、うれしそうに「これはスペシャルサンクス賞」。物売りが来た時に、トマトの苗を買ったの、と言う。じゃがいも半袋と交換したと言うと、大損じゃないか、とジョンヒョク。それでも、最後の日だからお礼がしたくて奮発したとのこと。「私のおかげでトマトを食べる時がくる。でもそのときに私はそばにいない」とさみしげな表情をジョンヒョクに向けるセリ。「しっかり水やりをして、1日10個きれいな言葉をかけてね」。玉ねぎも褒められるとよく育ち、ののしられると枯れると新聞に書いてあったのだと言う。

乗船

さて、セリとジョンヒョクは、車に乗って、船着き場にやってきた。乗る船から、一人の男が出てくると、ジョンヒョクが電話カードを一枚手渡した。自分も一緒に乗るとジョンヒョクが言うと、もう一枚カードを求められたので、要求に応じた。 船の上で、セリは帰国できる安堵感に浸っていた。

数日なのに何年も経ったみたい」。 「家族も同じ気持ちだろう。安否を知らないと、一分が永遠に感じる」 ジョンヒョクの言葉に、「さあどうかしら、違うと思う。生還を喜んでくれるのか、迷惑がられるのか」、と言うセリ。

もう会わないから言っただけ、というセリにジョンヒョクは、「もう会わないから僕も言おう。エリーゼのためにの暗譜を自慢げに言うな、上手の中に入らない」 「もう会わないから私も言うわ。私の名前はユン・セリ」「リ・ジョンヒョクだ」 「私は海州ユン氏なの。海州は北朝鮮」「僕は全州リ氏だ

何だか皮肉ね、とセリが笑い出した瞬間、突然サイレンが鳴り出し、ドンという音がした。 大型船が近づいてきた。

トロール船 1004号 停止しなさい。今すぐエンジンを止めろ」と連呼する。 セリとジョンヒョクが下に隠れるよう指示した男は、船に乗り込んできた大型船の船長ぽい男に応対した。海上統制の命令が下りたのに聞いていないのか、と問い詰める船長。船渡しで海外に逃げる者が多いからだと言う。正当な貿易か密輸か、船渡しか確かめるという船長に男は、「前任の警備艇長と親しい仲だった」と言いつつ電話カードを手渡そうとしても、「その警備艇長は収賄でクビになった」と言って受け取らなかった。

船倉を見せろ」と言って、いよいよセリとジョンヒョクが中にいることが分かってしまう瀬戸際に追い込まれた。

船の中では、セリが「どうしよう。何とかしてよ。軍人なら、どんな逆境も乗り越えるべきでしょう。何もせずに諦めるつもり?」 ジョンヒョクが「南のドラマでは」と言い出すと、セリは「こんなときにドラマの話?」 ジョンヒョクは続ける。「危機一髪の時に使える‬‬‬‬‬‬‬すごい方法があるとか‬‬‬‬‬‬‬」「何なの?」 「知ってるだろう。例外はないと聞いた」「知らないわ。何なの」 「最初、聞いたときはあきれて信じなかったが、こんな状況になってみたらそれしかないかと」 外では、「開けろ、何してる。早くしろ」との声が飛んで、いよいよドアを開けようとすると、 ジョンヒョクは突然セリにキスをした。    

コメント

タイトルとURLをコピーしました