【宮廷女官チャングムの誓い】第八話 「女官への道」

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菜園で薬草の発芽に成功した褒美としてスラッカンに戻ることができたチャングム。菜園の人々にきちんと申し送りをするところがチャングムらしい。

ウンベクにも最後の挨拶をすると、「この手紙を書庫に勤めているパクイヌという男に渡してくれ」と、頼まれる。その書庫に行くと、あいにくパクイヌは他の部署に移っており、そこにはいなかった。

が、護衛部隊のミン・ジョンホと初めて言葉を交わすきっかけとなった。実はその手紙の内容は、チャングムが聡明で、かつ菜園での薬草の成功など将来有望なので彼女に書物の貸し出しをしてやってくれ、とのウンベクの気遣いが書かれていた。ジョンホは、「都合のいいときに来てくれ」とチャングムに伝える。

スラッカンに戻ってきたチャングムには、難題が待ち受けていた。女官の採用試験だ。それが7日後に迫っている。この試験に落第すると、宮中から追い出されるので皆必死だ。夜中に一室に集まったのは、ヨンセン、チャングム、チャンイ。出題傾向が書かれた虎の巻を片手にチャングムが問題を出して、他の二人が答えることで一緒に覚えていく。

画面キャプチャ:Prime Video

トックおじさんもチャングムのために試験問題をあらかじめ知る方法を教える。それを実行に移したのが、そばで聞いていたヨンセン、チャンイと意地悪ヨンノだった。

試験前の夜に池で体を清め、33回庖丁をとぎ、火鉢で火をたいて、かつて女官試験でトップだった女官の衣服の紐を切って燃やすと、その灰から試験の内容がおのずと浮かび上がってくる、という何やら怪しげなおまじないの一種。結局、見張りの人に見つかり、おじゃんとなる。

問題を出す人は、皇太后のそばに長年仕えていたノ尚宮。宮中に上がって50年。試験の後、彼女は宮中を辞して尼寺へ行くことになっている。

さて、試験当日。試験は、筆記と実技の二段階で進められる。筆記の答えは饅頭(マンドゥ =ギョーザに似た食べ物)で、その試験をトップで通過したクミョンは一番いい部位を選び、翌日の実技の饅頭作りに備える。チャングムは筆記では答えられず、残りものの部位しか使えないハメになる。チャングムは、復習もかねてヨンセンと一緒に料理場に行ってみると、何とチャングムの小麦粉がなくっていることに気づく。

いろいろ探し回ると、犯人が分かった。チャングムのそばにいたお針子の仕業だった。いろいろな事情があって出題者のノ尚宮とそのお針子が親子だったことが判明。尼寺に行くと二度と会えないのでその前に好きな饅頭を食べさせたかったという。

このシーンは、ちょっと理解できなかった。食べさせたいのは分かるけど、そこまでやるか。一人の女性の人生がかかっている重要な試験の一番大事な食材を盗むのは言語道断でしょう。

しかも、ノ尚宮は、ぬけぬけと饅頭汁を食べ、お針子とチャングムもそれを見ている。このシチュエーションは理解に苦しむ。チャングムは、小麦粉の代わりに野菜の葉を使って対応。味は申し分ないが規則違反。ほーら案の定、やっぱり、チャングムは落第者になってしまったではないか。

画面キャプチャ:Prime Video

やっと戻れたのに、すぐさま宮中から追い出されるのはあんまりだ。何か納得のいかない、腑に落ちない回ではあった。

コメント

  1. とん子 より:

    koreandramaさんこんばんは。チャングムは本当にいい子ですね。自分の小麦粉を盗んだお針子のために一緒に「饅頭」を作ってあげるんですから~!
    でもいくら可哀想だからって盗んだ小麦粉使った「饅頭」をお母さんが喜んで食べるかしら?
    ノ尚宮もお針子もちゃんと、チャングムにお礼言った?おかげでチャングムは落第(-_-;)責任とってほしいですよね~!

  2. koreandrama より:

    とん子さん、さっそくのコメントありがとうございます。そうですよね。これではチャングムが可哀想すぎます。「何とかしてくれー」と思わずに
    はいられませんでした。

  3. La fee より:

    初めまして、神戸でアクセサリーデザインの仕事をしている、
    フランソワといいます。ブログ楽しく拝見させて頂きました~。
    とっても、興味が湧きました~。
    また、次回も楽しみししていますね~!

  4. koreandrama より:

    フランソワさん、初めまして。
    コメントありがとうございます。
    また、遊びに来てください。

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