【宮廷女官チャングムの誓い】第七話「失意の日々」

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チェゴサングンとハン尚宮の計らいで、何とか追放処分は免れたチャングム。菜園 (薬草畑)への配置換えで済んだ。しかし、そこは、罪人が行く島流しの
ようなところで、戻ってきたものはいないという。

初めて連れて行かれた菜園を見ると、畑は荒れ放題。男連中が畑の周りで寝ころんでいるのを見てあきれるチャングム。

どうしていつも飲んだくれてるの?」「雑草を抜きなさい」とチャングムが、草むらで横になっている男に声を荒げても意に介さない。

そんな中、外で倒れていた女にすばやく針を刺して処置を施したのが、その飲んだくれとばかり思っていた男だった。彼の名はチョン・ウンベクと言い、実は彼が菜園の責任者だった。チャングムが彼に挨拶に行くと、「何もしないことが仕事だ」と言われてしまう。

画面キャプチャ:Prime Video

ウンベクが薬草の知識に明るいことが分かったチャングムは、彼からしきりに
知識を得ようとするが、「何もするなと言っただろ」と念を押される。それでも「何かやっていないと、どうにかなりそうなの」と言いつつ、意欲を失わないチャングム。

これまで20年間、何度植えてもダメだったキバナオウギという薬草があり、しかも一番体に効いて高価なものであることを聞くと、その栽培を目標に置くチャングム。

彼女の創意工夫が実を結び、その薬草の芽が出て大喜びの人々は俄然やる気が出てきた。ところが、それはぬか喜びとなってしまう。翌朝、その苗が抜き取
られていたからだ。チャングムは気を取り直し、再度、種を植える。また芽が出る頃に、チャングムが木陰から畑の様子を覗うと、ウンベクもそばにきていた。

しばらくして、一人の男がカマを手に芽の生えている土を掘り起こしていた。ウンベクは、背後からそっと近づき、やっと犯人の男を捕まえる。

画面キャプチャ:Prime Video

実は、これには深い訳があった。チェ尚宮の兄のパンスルが、この薬草にかかわる明貿易から利権を得ていたからだ。オギョンもその味を占めている一人だ。この犯人は、二人の指示で菜園で栽培できないようにしていた。

苗の掘り起こし事件を上官に報告しても、今回の件を伏せるように言われたウンベクはある行動にでる。苗を土ごと袋に入れて売りさばいたのだ。その罪で捕まったウンベクは、チャングムがうまく芽を出させたことを役人に伝えると、上官はその話を上層部に伝えていなかった責任を問われ、チャングムは晴れて吉報を待つ身となる。

後日、遠くから馴染みの声が聞こえる。ヨンセンだ。「戻れるわよ!!」うれしさ混じりの声でそう伝えると、チャングムの目も喜びの表情に変わった。

コメント

  1. とん子 より:

    koreandramaさんおはようございます。チャングムの強さは一旦谷底に突き落とされても這い上がる力があるということです。普通の人ではなかなか出来ません。彼女がスーパーウーマンである証明ですね!!

  2. koreandrama より:

    とん子さん、コメントありがとうございます。
    うーん、「スーパーウーマン」というのは
    ピッタリした言葉ですね。「賢い人は転んでもただでは起きない」という諺も浮かんできます。

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